みなさんこんにちは。
先日、2025年4月公開の劇場版名探偵コナンのタイトルが発表されましたね!
今作のタイトルは「隻眼の残像(フラッシュバック)」。
それに伴い、映画のメインキャラとなる長野県警の3人(大和敢助・諸伏高明・上原由衣)の登場回についてまとめました。
映画公開までにざざっと復習しちゃいましょう!
長野県警のメンバー
大和 敢助(やまと かんすけ)

大和敢助(やまと かんすけ)は長野県警の警部。
隻眼と杖がトレードマークで、なかなかインパクトのある見た目をしているキャラクター。
諸伏警部とは小学生時代からの同級生であり、ライバルです。
口は悪いですが、心には人一倍の正義感。
片足が不自由だとは思えないバイタリティの高さも彼の見どころ!
上原 由衣(うえはら ゆい)

大和敢助の幼馴染で、諸伏のこともよく知っている間柄。大和警部のことを「かんちゃん」と呼んでいます。
結婚したものの、ある事件*で夫を亡くし未亡人に。一時は刑事を休職していましたが、夫の死後に復帰しました。
*ある事件:第516-517話 風林火山(第59巻)
密かに大和警部に好意を抱いていたり…なんかもします。
諸伏 高明(もろふし たかあき)

諸伏高明は長野県警の警部。あだ名はコウメイ。
同じく長野県警の大和敢助警部とは小学生からの同級生で、彼には故事成語や三国志に出てくる諺などを使うというおもしろい癖があります。
高明には公安部に所属していた景光(ひろみつ)という弟*がおり、彼が殉職したことは知っているものの、どこまで内情を知っているかは特段描かれていません。
*景光は黒の組織に潜入捜査をしており、スコッチというコードネームを割り当てられていました。
大和敢助・上原由衣・諸伏高明の登場回を振り返ろう
大和敢助・上原由衣・諸伏高明の登場回一覧
エピソード番号 | タイトル | 漫画の巻数 |
---|---|---|
第516-517話 | 風林火山 (迷宮の鎧武者/陰と雷光の決着) | 第59巻 |
第557話 | 危険な2人連れ | 第65巻 |
第558-561話 | 死亡の館、赤い壁 (三顧の礼/掌中の物/死せる孔明/空城の計) | 第65-66巻 |
第652-655話 | 毒と幻のデザイン(EYE / S / Poison / Illusion) | 第74-75巻 |
第754-756話 | 赤女の悲劇(湯煙/悪霊/復習) | 第82-83巻 |
第808-809話 | かまいたちの宿 | 第86巻 |
第810-811話 | 県警の黒い闇(前編/後編) | 第86-87巻 |
第983-984話 | キッドVS高明 狙われた唇(前編/後編) | 第96巻 |
第1003- 1004話 | 36マスの完全犯罪[パーフェクトゲーム](前編/後編) | 第97巻 |
未放送 | 秘密基地のメッセージ | 第102巻 |
特に見ておきたい・読んでおきたい回をピックアップ!
◆第516-517話 風林火山 迷宮の鎧武者/陰と雷光の決着(第59巻)

大和警部と上原刑事の初登場回です。
長野県の名家である虎田家から「息子の死因を調べてほしい」と依頼があり、小五郎・蘭・コナンは虎田家を訪れます。そして、その息子とは上原刑事の夫。この時、上原刑事は”虎田 由衣”として登場しており、刑事を休職している状況でした。
時を同じくして、偶然長野県の別の名家から事件の依頼を受けていた服部平次も合流することに。二つの事件には共通点があったことから、全員で事件解決を目指します。
事件解決後、大和警部からの誘いもあり上原元刑事は刑事に復帰することを決めます。そして、以降のストーリーでは旧姓の”上原”を名乗るように。
また、この回をはじめとして長野県警が出てくる話には武将の名言や古事成語が出てくるのが特徴。
そんなところも楽しみながら見てみてください。

◆第558−561話 死亡の館、赤い壁(第65−66巻)

これは諸伏警部の初登場回です。
長野県警の大和警部と上原刑事が未解決事件を相談しに小五郎を訪ね、全員でその事件が起こった館へ向かうことに。そしてそこに現れたのが、同じくその事件を捜査中だった諸伏警部でした。
いつものごとくコナンがちょこちょこアシストを出し、事件は解決に導かれます。
諸伏はコナンのことを「白眉の少年*」と呼んでいるのですが、それはこの初登場回からのこと。
ミステリーとしてもおもしろい回なので、おすすめです!
*白眉:中国の故事成語のひとつ。数ある優れたものの中でも、特に優れているものや人の例え。

◆第652-655話 毒と幻のデザイン(第74-75巻)

服部平次のお母さんの知り合いが軽井沢の別荘で殺された事件を解決すべく、東京にある本宅へ向かうことになったコナン一行。
時を同じくして、長野県警の大和警部・上原刑事・諸伏警部は軽井沢の別荘を調査していました。
初登場の際の諸伏警部の所属は所轄でしたが、この回から配属が本部付けになっています。
「長野県警の3人なら何か知っているかも」と彼らに連絡すると、別荘と本宅の家の構造に共通点があることがわかり、それが事件解決への糸口となります。
事件現場を調査する長野県警と、本宅で被害者の家族の中から犯人を見つけ出そうとするコナンたち。
この2軸構造でストーリーは進んでいきます。
展開の軸はコナンたちのいる本宅のため、大和警部・上原刑事・諸伏警部の登場は少なめです。
◆第754-756話 赤女の悲劇(第82-83巻)

この回は、コナン・蘭・園子・世良の4人が貸別荘へ向かうところからスタートします。
しかしその貸別荘は、15年前から謎の事件が起き続けている曰く付きの別荘。世良の兄である秀吉の友人がそこを毎年使っており、謎を解明してほしいと秀吉に依頼をしました。今回は、都合のつかない秀吉の代理として世良が訪れることになったのです。
案の定今回もそこで事件が起こり、長野県警が出動します。ちょうどその時、大和警部と諸伏警部は数年前にそこで起きた事件について聞き込みをしていたため、現場に訪れたのは上原刑事のみでした。
こちらも登場回数としては少ないのですが、上原刑事のセリフから大和警部と諸伏警部は警察学校で同期だったことが判明します。
実はこの回は「長野県警回」というより「世良回」。ストーリーの終盤で世良のスマホの待ち受け画面に謎の少女が写っており、コナンが世良に疑問を抱くきっかけとなります。
◆第983-984話 キッドVS高明 狙われた唇(第96巻)

例のごとく予告状を出したキッド。
諸伏警部が登場しますが、舞台は東京。諸用で東京に来ることになっていた諸伏警部が急遽キッド捕獲部隊に加わることになりました。
キッドとの攻防も見どころですが、諸伏警部の見どころは終盤。諸伏警部が東京に来た訳は、殉職した警視庁の伊達刑事から諸伏警部に託された封筒を受け取りに来るためでした。
その封筒の中身は、拳銃の球に撃ち抜かれたスマートフォン。背面には「H」の文字が刻まれていました。
ここで初めて諸伏警部の弟が諸伏景光だということが判明します。
そして弟の消息がわからないでいた諸伏警部はそのスマートフォンを見て、景光は公安に配属され、潜伏中に殉職したのではないかということを感じとります。
また、その封筒の裏に「0」と書かれているのを見て、景光が子供の頃に「ゼロ」というあだ名の少年と遊んでいたことを思い出すのです。
◆第1003-1004話 36マスの完全犯罪[パーフェクトゲーム](第97巻)

長野県の山奥で起きた事件の暗号を解決すべく、コナン・毛利小五郎・安室透・脇田兼則が現場へ向かいます。
本来は長野県警の3人と合流する予定でしたが、大雪のため合流はできず、コナンたちのみで暗号を解読することに。
そして、またしてもその現場で事件が起きてしまうのです。現場の動画を大和警部たちに送ると、それを見た諸伏はそこに映る安室透に既視感を抱きます。
その後、景光が学生の時に金髪の友人を紹介してくれたことを思いだす諸伏警部。
景光が「降谷零くんっていうんだ」と言っていたことから、あの封筒の差し出し人が安室透だということに気づきます。
諸伏警部が少しずつ弟の死の真相に近づいている感じがしますね・・・。
◆未放送 秘密基地のメッセージ(第102巻)

人探しで群馬に訪れていた小五郎・蘭・コナン。
無事事件は解決し、群馬のグルメを食べようと山村警部におすすめを聞くべく電話をかけたところ、ある事件現場に来てほしいと言われてしまいました。
現場は群馬と長野の県境。山村警部の他に、大和警部・上原刑事・諸伏警部がいました。そしてひょんなことから、山村警部が諸伏警部の弟である景光と幼馴染だったことが判明。秘密基地を作って2人で遊んでいたある日から、景光が来なくなったことを山村警部はずっと不思議に思っていました。
諸伏兄弟は両親が亡くなってから親戚の家に預けられたため、おそらくそのタイミングだったのではと諸伏警部は伝えます。
「大きくなったら正義の味方になろうね!」と語り合っていた山村警部と景光。
事件解決後、秘密基地を訪れるとあるメッセージが。ほっとあたたかい気持ちになれる良回です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
長野県警メンバーの登場はなかなか多くはありませんが、長野県警は長野県警らしい堅実な雰囲気があり、特に諸伏警部が安室透と今後どのように関わっていくのか気になるところですね。
これを機にたくさん復習しておきましょう!
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