みなさんこんにちは。
名探偵コナンという作品におけるスパイス、それは少年探偵団!ただのやんちゃな小学生とあなどるなかれ、小学1年生ならではの無邪気さが事件解決のヒントになったり、彼らの団結力が光る場面があったり、作品において良い味を出すキャラたちなんです。少年探偵団たちのポロッと発した一言で、人生において大切なことを教えてくれる場面も多々。
今回は、そんな少年探偵団が登場した回の中で、印象的なエピソードをテーマ別でまとめてみました。「この回も追加してほしい!」というものがあればぜひコメントで教えてください。
少年探偵団って?
少年探偵団とは、コナンが帝丹小学校1年B組にやってきてから元太・歩美・光彦によって作られたもの。(6巻参照)そこに灰原が加わり、団員は5人になりました。元太の下駄箱が依頼書の投函場所になっており、実際に依頼があることも。
おそらく、江戸川乱歩の明智小五郎シリーズに出てくる「少年探偵団」や、コナン=ドイルのシャーロック・ホームズ シリーズに出てくる「ベイカーストリートイレギュラーズ」が元ネタなのではと考えられます。
江戸川コナン

名探偵コナンの主人公。見た目は小学生だけど中身は高校2年生の工藤新一。トロピカルランドで謎の組織にAPTX4869という謎の薬を飲まされ、体が小さくなってしまった。蘭や周りの人間に正体を隠しながら、黒の組織を追っている。
小嶋元太

自称、少年探偵団団長。体格が良く、体重は40キロ。鰻重が大好きすぎて、図工の授業では紙粘土でうなぎを作ったことがある。子供も大人も関係なく、対等に話そうとするところが元太のいいところ。ガキ大将感もあるけれど、たまに弱気なところを見せるのが小学生らしい。
円谷光彦

本当の(?)小学1年生メンバーの中では一番頭がキレる。事件が起きると、大人さながらのアシストっぷりを見せてくれる。難しい言葉を使ったり、豆知識を披露してくれる場面も。歩美や灰原にときめいてドギマギするシーンは子供らしいピュアさを感じる。
吉田歩美

天真爛漫でキュートな少年探偵団のヒロイン。元太と光彦が密かに好意を寄せる女の子だが、当の歩美の矢印はコナンに…?歩美は小学1年生らしいピュアな心を持っており、その真っ直ぐさが魅力。大人になると、歩美のピュアさにハッとさせられること多し。
灰原哀

APTX4869を飲んで小さくなった科学者で、本名は宮野志保。以前は黒の組織のもとでAPTX4869の研究をしていたが、現在は阿笠博士の家で暮らしており、APTX4869の解毒剤の研究を続けている。子供らしからぬ色気を放ち、そんなアダルトな雰囲気が魅力。
阿笠博士の発明品
探偵バッチ

第15話「消えた死体殺人事件」(6巻)から登場したのが探偵バッチ。コナンが阿笠博士に頼んで作ってもらったものです。コナンが学校で三人にバッチを渡してから、少年探偵団としての活動がスタートしました。今やこれ無しではストーリーが成り立たないこともあるくらい、大事な道具です。
腕時計型ライト

第136-137話「青の古城探索事件」(20-21巻)から登場するのが腕時計型ライト。何かと重宝している博士の発明品です。
少年探偵団のこの回が良い!!
友情にほっこりする回 | ||
---|---|---|
エピソード番号 | タイトル | 漫画の巻数 |
第289-290話 | 迷いの森の光彦(前編/後編) | 第35巻 |
第329-330話 | お金で買えない友情(前編/後編) | 第39巻 |
第925-926話 | 心のこもったストラップ(前編/後編) | 第94巻 |
少年探偵団が活躍する回 | ||
---|---|---|
エピソード番号 | タイトル | 漫画の巻数 |
第50話 | 図書館殺人事件 | 第10巻 |
第81-82話 | 人気アーティスト誘拐事件(前編/後編) | 第15巻 |
第188話 | 命懸けの復活[洞窟の探偵団] | 第25巻 |
第374-375話 | 星と煙草の暗号(前編/後編) | 第45-46巻 |
第622-623話 | 緊急事態252(前編/後編) | 第72巻 |
恋…?な回 | ||
---|---|---|
エピソード番号 | タイトル | 漫画の巻数 |
第12話 | 歩美ちゃん誘拐事件 | 第9巻 |
第136-137話 | 青の古城探索事件(前編/後編) | 第20-21巻 |
第212-213話 | きのこと熊と探偵団(前編/後編) | 第27-28巻 |
第312-313話 | 夕日に染まった雛人形(前編/後編) | 第38巻 |
第335-336話 | 東都現像所の秘密(前編/後編) | 第41巻 |
第481-482話 | 山姥の刃物(前編/後編) | 第56巻 |
■友情にほっこりする回
第289-290話「迷いの森の光彦」(35巻)

夏休みにラジオ体操をする子供たち。しかし、光彦が日曜日だけ来ていないことに気づきます。どうやら一人でどこかに出かけているよう…。
その理由は…、歩美と灰原の願いを叶えるため。
じんわり心があたたかくなるお話です。
光彦のお姉さんも登場♪
第329-330話「お金で買えない友情」(39巻)

それまで灰原のことを「灰原さん」と呼んでいた歩美が「哀ちゃん」と呼ぶようになるきっかけとなった回です。
冒頭で「なんで灰原さんだけ”ちゃん”じゃないんだろう」と思いに耽る歩美。その週末、いつものごとくキャンプに出かけたコナンたち。ひょんなことから大学生四人組と出会い、一緒にキャンプをすることになります。その中でなかなか「哀ちゃん」と呼べない歩美がかわいらしい。
大学生グループの友情の歪さが事件を生むこの回。最後の歩美と灰原が語る友情論は、心に留めておきたい一言です。
第925-926話「心のこもったストラップ」(94巻)

灰原が好きでたまらないビッグ大阪の比護選手のストラップを無くしてしまい、コナンたちが必死になって探す回です。
珍しく感情豊かな灰原が見られる貴重な回として、当時話題になりました。
■少年探偵団が活躍する回
第50話「図書館殺人事件」(10巻)

トラウマになると有名なこの回。コナンファンじゃない方も知っている人は多いのではないのでしょうか?
読書感想文を書くために米花図書館に訪れた少年探偵団たち。そこに、行方不明になった図書館の職員がいるということで警察が捜査に訪れます。有力な情報は見られず警察は帰ってしまうのですが、コナンたちは図書館に残り、閉館後もこっそりと捜査を続けることに。
しかし、それがうっかり例の館長にバレてしまい…。
コナンの機転と子供たちのチームワークで犯人を撃退する様は爽快です!
第81-82話「人気アーティスト誘拐事件」(15巻)

高山みなみが高山みなみとしてTWO-MIXで登場するレアな回です。
ひょんなことからTWO-MIXの高山みなみと出会い、喫茶店に行くことに。そこで、最近身の回りで起こる不可解なことについて相談をされます。そのとき相方の椎菜から電話が入り、高山みなみが喫茶店の外に出ると何者かに誘拐される事態へ。それを目の当たりにした少年探偵団は彼らを追いかけ、二人を救出します。救出するその過程がスリル満点で見どころ満載です。
最後のコナンにも注目♪
第188話「命懸けの復活[洞窟の探偵団]」(25巻)

名作・命懸けの復活シリーズの1話目です。
ことの発端は、お馴染みのキャンプに出かけたところから。薪を集めに森に入ったコナン・元太・歩美・光彦はとある洞窟を見つけ、中を探検することに。なんとそこで四人は殺人を目撃してしまいます。その時、犯人が発砲した弾がコナンに当たってしまい絶体絶命のピンチ!
犯人から逃げる最中、コナンは意識を失ってしまい、三人で洞窟からの脱出を試みます。持てる知恵を振り絞り、コナンの力を借りずに脱出しようとする三人に、胸が熱くなります。
第374-375話「星と煙草の暗号」(45-46巻)

天体観測をしに群馬県を訪れた阿笠博士と少年探偵団たち。ペンションに到着すると、なぜか1年前に行方不明になった男性から招待状で招かれた客が数人来ていました。
ペンションから天体望遠鏡を借り、予定通り森の中へ天体観測に向かうコナンたち。しかし、森の中で散らばった人骨を発見します。近くには、ペアリングらしきものとタバコで作られたダイイングメッセージ。天体観測どころではなくなり、この謎を解き明かすことに…。
ストーリー終盤で、灰原の嘘泣きが見られます。
第622-623話「緊急事態252」(72巻)

下校途中、取り壊し予定の廃ビルで缶蹴りをすることになった少年探偵団。
コナンが鬼になりスタートし、あっさり見つかってしまう歩美・光彦・灰原。あと元太のみ、というところで一瞬ぐらっと地震が起きます。危ないから帰ろうと探偵団バッチで元太に連絡を取るコナン。そのとき、どこからか「ドンドン ドンドンドンドンドン ドンドン」と2・5・2・のリズムで打音が。東京消防庁の通話コード252、「要救助者あり」ではないかと考え、ビル内を探索します。その時、怪しげな二人組の作業員と出くわし…。
みんなの携帯の待ち受け画面がキーになるおもしろい回です。
■恋ラブ…?な回
第12話「歩美ちゃん誘拐事件」(9巻)

公園でかくれんぼをしていたコナン・元太・歩美・光彦。
タイトルの通り、歩美が姿を消してしまうのですが、恋…?なのはその前。元太が鬼のターンで、コナンがベンチに座って新聞を読んでいるおじいさんに隠れていた時。新聞に書かれている少女誘拐事件の記事を読んでいると、そばにいた歩美が「いざとなったらコナンくんが守ってくれるもんね。だって私たち、結ばれる運命なんだもの」と話しかけます。
※ちなみに、コナン作品では珍しく、ここで挿入歌が流れます。(ザ・ハイロウズ「そばにいるから」)この回でしか流れない名曲なので、ぜひ聴いてみてくださいね。
そのあと、光彦がコナンに「君は…君は歩美ちゃんのことをどう思ってるんですか!」と問う場面や、歩美が見つからないため降参を促すコナンに、元太が「そんなカッコ悪いことできるかよ…!」と意地になる場面も。
初期は光彦も元太も歩美大好き♡だったので、この回ではそんな二人の少年が抱く歩美へのピュアな思いが垣間見られます。
第136-137話「青の古城探索事件」(20-21巻)

こちらも名作の一つ。舞台は森の中のとある館。キャンプに行くはずがテントを忘れてしまい、道中にあったその館に宿泊することになったコナンたち。しかし、冒頭すぐにコナンが忽然と姿を消し、元太や光彦、阿笠博士までも次々といなくなってしまいます。怪しげな館の住人たち、そして館に隠された秘密とは…?
四人を見つけ出すべく館を探し回る歩美と灰原ですが、ふと、コナンと灰原の間にある独特な雰囲気にモヤモヤした歩美が灰原に問いかけます。大人になってから見ると、歩美のピュアさが胸に刺さりますね。
第212-213話「きのこと熊と探偵団」(27-28巻)

松茸狩りに山に来た阿笠博士と少年探偵団。
ところが、気づくと元太がいない…?そこで、コナン&歩美、灰原&光彦のペアで元太を探すことになりました。そんな中、灰原のことを特別な感情で見つめる光彦。
そしてそして、帰りの車中にて、光彦の気持ちに気付いている灰原のシーンが、なんとも切ない…。灰原が光彦に特別な感情を抱いているわけではないにせよ、自分の状況を鑑みて光彦を本気にさせないようにする灰原に胸がキュッとします。
灰原も年頃の女の子。いつか何も考えずに恋愛できるようになったら良いな…なんて。
第312-313話「夕日に染まった雛人形」(38巻)

歩美の家の雛人形が壊れてしまい、知り合いの人に雛人形を譲ってもらうことになったある日。歩美は四人を連れてその知り合いが住むマンションに向かいます。
マンションに着き、綺麗に並べられた雛人形を全員で確認。そのまま帰るかと思いきや、何やら歩美はそのマンションで撮りたい写真があるよう。陽の光が差し込む階段を見つめて「あともうちょっと」と呟きます。しかし、その時とある事件が発生。警察も登場し、いつものようにコナンも捜査に加わります。
予定外の事態が発生し、そわそわする歩美。歩美が撮りたかった写真とは…?思わずキュンとしてしまうような歩美の表情がたくさん見られる回です。(青山先生のタッチで書かれた単行本で読むのがおすすめ)
第335-336話「東都現像所の秘密」(41巻)

東都現像所にて、仮面ヤイバーの映画の初号試写に呼ばれた工藤有希子と少年探偵団たち。
灰原の様子を見ていた有希子がコナンに「彼女、今日新ちゃんの顔10回は見つめてたわよ」と囁きます。コナンはピンときていないそぶりを見せますが…。
その後、子供たちは現像所で仮眠を取ることになるのですが、その時のコナンと灰原のやりとり、そして灰原の表情に注目です…///(このシーンはアニメより単行本で読むのをおすすめします)
第481-482話「山姥の刃物」(56巻)

キャンプに出かけた阿笠博士と少年探偵団たち。(n回目)道中で車のタイヤがパンクしてしまい、近くの家に助けを求めることにしました。しかし、そこは山奥。古びた家が一軒しかなく、震え上がる子供たち。
そんな中、光彦が「は、灰原さんと歩美ちゃんはボクが命に代えて守りますから!」と男の子らしく強気になります。また、その家にいた怪しげな住人から灰原の盾になり守ろうとする光彦も。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
コナン作品において欠かせない存在、「少年探偵団」をご紹介しました。なかなかフォーカスされにくいキャラたちですが、実は、大人になった今見返すといろいろと感じるものがあると思います。
ぜひこの記事を参考に見返してみてください♪
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