コナン好きのみなさんこんにちは。
少しずつ終わりに向かう匂いが強まってきたコナンですが、まだまだ謎の多いこと。
そこで本記事では「これ、もしかすると重要かも?ヒントかも?」と思ったことを時系列順に新しいものから並べてみました。
表立った考察で青山先生の計画に水を刺してしまってはいけないので、単に事実だけを並べています。

時系列順まとめ
新しい出来事から順に、過去に遡っていく構成となっています。
情報が載っていた巻数も記載しているので、ぜひこの記事を読みながら漫画を読み返してみてください!!
必要に応じて補足説明を加えています。
※古い順から見たい方はこちら
◆現在〜数ヶ月前
・赤井秀一が沖矢昴として工藤新一の家に住み始める(60巻)
・CIAの水無怜奈が赤井秀一と取引をし、赤井秀一の殺害を偽装する(58巻)
・あの方のメールアドレスのプッシュ音を入手する(42巻)
ベルモットとの攻防の末、コナンはベルモットがあの方と連絡を取ろうとする際のプッシュ音を入手した。その音が童謡「七つの子」のメロディであることに気づき、メールアドレスを突き止めた。(46巻)
・阿笠博士がフサエと再会する(40巻)

阿笠博士が小学生の時に知り合った女の子がくれた”10年後に会おう、会えなかったらそのまた10年後”と書かれた葉書をもとに、待ち合わせ場所に向かった阿笠博士と少年探偵団。見事再会することができた。その女性の帰路に、同行していたビリーと呼ばれる男性が「次に会うのはそんなに時間はかからないんじゃないかな」とこぼしていた。また、このビリーと思わしき男性が103巻で怪しげに登場することになる。
・怪盗キッド復活(16巻)
死んだと思われていた怪盗キッドが8年ぶりに姿を現した。その正体は、父親である黒羽盗一の意志を継ぐ黒羽快斗。彼は今、世界中に散らばるビッグジュエルを求め、活動している。
・メアリー:APTX4869を飲まされて幼児化(99巻)

SIS本部のヴォクスホールブリッジで赤井務武と待ち合わせていたところ、現れたのはベルモット扮する赤井務武。メアリーは拳銃で抵抗しようとするも、ベルモットにAPTX4869を飲まされ川に身を投げた。その後娘である世良真純の待つホテルに逃げ込み、以降、幼児化の謎を探っている。
・灰原のいた研究所が火災により消滅(18巻)
灰原のいた研究所に乗り込もうとしたコナンだが、灰原が組織から抜け出した後に意図的に施設が消されてしまった。
・灰原哀:APTX4869を飲んで幼児化(18巻)
死んだ姉のことを組織に問いただしても理由を教えてもらえず、回答が得られるまで研究を中断するという手段をとったところ研究所の個室に拘束された灰原。どうせ死ぬならとポケットに隠し持っていたAPTX4869を飲むと、工藤新一と同じく幼児化し幸運にもダストシュートから逃げ出すことができた。
・宮野明美がジンにより射殺される
組織に匿われている妹(宮野志保=灰原哀)と一緒に組織から抜け出すため、10億円強奪の任務を遂行した明美。しかし、ジンは最初から抜けさせるつもりはなく、そのまま明美を射殺した。ジンの冷酷さがこれでもかと表れている回である。
第128話「奇妙な人探し殺人事件/10億円強奪事件」
(第2巻)
また、この前日に宮野明美から赤井秀一へメールが送られていた。P.S.の内容は明かされていない。
大君・・・
もしもこれで組織から
抜けることができたら
今度は本当に彼氏として
付き合ってくれますか?
明美
P.S.
第497話「赤と黒のクラッシュ(覚醒)」(第58巻)
・工藤新一:APTX4869を飲まされて幼児化(1巻)

蘭とトロピカルランドに出かけた新一が、帰る間際に怪しい男たちの裏取引の様子を見つける。しかしその様子がジンにばれ、APTX4869を飲まされ姿が幼児化してしまった。
この新一が飲まされた薬は灰原が復活させた薬で、新一はそれを飲んだ1人目。(90巻)もともとAPTX4869は灰原の両親が作っていたものだったが、両親が事故で死んだ後、灰原が残った資料をかき集めAPTX4869を作ることになった。しかし、灰原が本当に作らされていたのは別の薬だとされている。(89巻)
◆1年前
・ベルモットがNYで新一と蘭に助けられる(35巻)

NYで通り魔に扮したベルモットがビルの非常階段から落ちそうになったところを、同じ場所に居合わせた新一と蘭が助けた。
・阿笠博士の叔母である定子おばさんが76歳で亡くなる(12巻)
◆2年前
・赤井秀一が組織の幹部との待ち合わせに失敗する(58巻/100巻)
赤井が待ち合わせている倉庫にFBIが張り込んでいた時、ある老人がその場所に座り込んだ。それはのちにRUMだと分かるのだが、無関係の老人だと勘違いしてしまったキャメルが「ここは危ないからいてはいけない」と声をかけ、組織にFBIの存在がバレてしまった。これをきっかけに、赤井は黒の組織を離脱することになる。
・エンジニアである板倉卓が黒の組織から開発中のソフトの完成を依頼される(37巻)

テキーラと思わしき黒ずくめの大男が、エンジニアである板倉の事務所に訪れていた。彼らの要求は板倉が開発途中のとあるシステムソフトを1年で完成させてほしいという内容。しかし目を悪くした板倉はそのシステムソフトの制作を断念していたため、一時は断っていた。しかし彼らはそれでも折れず、仕方なく板倉は完成途中のシステムソフトを納品することを決めた。このとき板倉は“人間のためにその依頼を断念した”と言っている。
また、板倉とのやり取りの中で、電話口にいた女は「We can be both of God and the Devil. Since we’re trying to raise the dead against the stream of time. (我々は神であり悪魔でもある。なぜなら時の流れに逆らって死者を甦らそうとしているのだから)」と喋っていたという。
以下が、その様子が記されていた板倉の日記である。
※長いので、日記の最後に飛びたい方はこちら
【板倉の日記】
3月7日(2年前)
関西弁の大男が突然訪ねてきた。
どうやら開発中のシステムソフトが
目当てだったらしいが、
私が目を悪くして開発を断念したと知ると
あっさり帰って行った。
上から下まで真っ黒な男。
二度と会いたくはない。
3月26日
また机の上のペンが3cm移動している…
やはり誰かが事務所に忍び込んでいるようだ。
4月15日
今度は自宅に誰かが…
警察は取り合ってくれない…
侵入した痕跡も取られた物もないので仕方はないが…
6月11日
鍵を取り替え、
隠しカメラを設置したが無駄だったようだ…
7月6日
誰なんだ!?
姿を現せ!!
12月19日
5年も会っていない友人が
私の別荘から電話をかけて来た。
どうやら女と一泊するらしい。
いい気なもんだ…
疲れた…
このままではいつか私は
殺されてしまうかも…
1月6日
この恐怖から逃れるために
机の中に侵入者に向けてのメッセージを入れた。
「要求を飲む」と…
1月8日
意外にもすぐに返事が来た。
私が入れたメッセージの代わりに、
侵入者のメモが入っていたのだ。
赤く書かれた「OK」の文字と共に
怪しげな電話番号が。
赤い文字は恐らく血で書かれた物…
他言すると命はないという意味だろうか…
1月23日
しばらく迷ったが
警察に通報せずに電話する事にした…
電話に出たのはなんと女だった。
女王のような喋り方をする高飛車な女…
女の要求は、私が例の開発中のシステムソフトを
一年で完成させたら高額で買い取りたいという事だった…
どうやら前に来た大男の仲間のようだ…
2月13日
彼らとの連絡方法は電子メールに変わった。
私は報酬を前金で口座に振り込む事と、
これ以上私の周りをうろつかない事を条件に引き受ける事にした…
12月22日
ダメだ…
やはり私にはできない…
なぜならあのソフトは私が目を患ったからだけではなく、
我々人間のために断念したのだから…
2月9日
いよいよ期日が迫って来た…
私は未完成のソフトに彼らからの報酬分の小切手を添えて
別荘のPCの側に隠し、
海外に姿をくらます事にする…
彼らからソフト受け渡しの時間と場所を
指定するメールが届くのは5日後の午前0時。
それまでに何とか海外に…
2月10日
しかし彼らはあのソフトで一体なにをしようとしているんだ?
最初に電話に出たあの女の奇妙な言葉が耳から離れない…
そう…
あまりにも高圧的な女の口調に堪えかねて
「何様のつもりだ」となじったら、
女は笑いながら英語でこう返した…
We can be both of God and the Devil. Since we’re trying to raise the dead against the stream of time.
そしてこの最後のメールの3日後が、37巻で板倉が殺害された事件の日となる。
◆4年前
・スコッチ(諸伏景光)が自殺する

黒の組織に、自分が公安のスパイとして潜入していることがばれたと思ったスコッチは、赤井の制止を振り切り拳銃で自殺をしてしまう。そしてタイミング悪く、スコッチが息を引き取った後に安室透が現場に到着する。
・イーサン本堂が死亡する
◆5年前
・赤井秀一が黒の組織に潜入する
諸星大という偽名を使って3年間潜入を続けた。
第497話「赤と黒のクラッシュ(覚醒)」(第58巻)
◆8年前
・怪盗1412が忽然と姿を消し、死亡説が流れる(16巻)
◆9年前
・羽田秀吉が羽田家の養子に入る
◆17年前
・赤井秀一がFBIを目指し渡米する(92巻)
秀一の父である赤井務武も羽田浩司殺害事件に関与していたらしく、その真相を知るためにFBIを目指した。
・赤井務武、事件に巻き込まれ死亡(92巻)
死亡したとされているが、遺体は発見されていない。
・羽田浩司とアマンダヒューズがアメリカのホテルで殺される(104巻)

チェス大会が行われる前日、趣味でチェス大会に出場する羽田浩司と、その大ファンであるアマンダヒューズがホテルで会うことに。しかしそこに現れたRUMによって2人はAPTX4869を飲まされ殺されてしまう。
アマンダと約束のあった黒田管理官はアマンダのボディーガードである浅香を助けたが、交通事故に遭いここから10年近く意識不明となる。浅香は「若狭留美」と名乗り、現在は帝丹小学校の教師として生活をしている。
◆18年前
・パリで初めて怪盗1412が姿を現す(16巻)
◆19年前
・宮野厚司とエレーナが、烏丸グループがスポンサーをしている施設で研究を始める(95巻)
◆20年前
・ジョディ先生の父親が殺される(42巻)

FBIだったジョディ先生の父親は自宅で殺され、当時彼が集めていた組織の調査資料とともに自宅が燃やされた。現場にはベルモット(クリス・ヴィンヤード)と思われる女性がおり、ジョディの父親と殺した犯人とクリス・ヴィンヤードの指紋が一致したことから、FBIは現在のベルモットが当時の女性と同一人物ということを断定した。
・出島デザイン事務所に灰原の父と姉の明美が訪れる(41巻)
明美は当時4,5歳くらい。
◆25年前
・白鳩製薬が倒産する(96巻)
大きなグループが白鳩製薬を買収しようとしたがうまくいかず、倒産に至った。その後、灰原の両親は町医者を開業するも、”大きなグループ”から何度も勧誘を受けることになる。
◆30年前
・灰原の父が生まれ育った家を出島デザイン事務所に貸す(41巻)
宮野厚司は彼の理論を認めてくれるスポンサーの研究施設に行くと知人に伝えていた。
・灰原の父が白鳩製薬で薬の開発チームの一員として働く(96巻)
阿笠博士曰く、当時は有名な製薬会社だった。
◆40年前
・黄昏の館で烏丸蓮耶による惨殺事件が起こる(30巻)
烏丸蓮耶は母から受け継いだ黄昏の館に財宝が隠されていることを知り、それを見つけるために多くの学者達を集め、暗号を解かせることに。しかし暗号解読は難航を極め、死期が迫り業を煮やした烏丸は、見せしめのために学者達を1人づつ殺していった。
30巻に登場する千間の言葉から、烏丸の死期は40年前〜20年前の間だとされる。
・フサエが突然引っ越す(40巻)
阿笠博士(当時12歳)はフサエという女の子と毎日通学していたが、11月末の雨の日、彼女は待ち合わせ場所に来なかった。フサエはその日の朝に引っ越していた。
◆47年前
・国際グループの年次総会に、烏丸蓮耶の代理でRUMが出席する(104巻)
◆50年前
・組織の極秘プロジェクトが開始する(19巻)
・博士の叔父である阿笠栗助が38歳で病死(12巻)
栗助は小さい頃から病弱で、38歳の他界の日まで自宅で静かに過ごしていた。人間嫌いだった栗助が唯一受け入れていた定子おばさんが面倒を見ていたとのこと。
◆51年前
・阿笠栗助が若い画家に肖像画を描かせる(12巻)
肖像画には、家の暖炉をバックに定子と栗助が描かれていることから、家に画家を招いて描いてもらったことがわかる。また、それができるということは、それなりのお金を持っている人だったのではと考えられている。
◆67年前
・日本の大富豪の誕生パーティーでアマンダ・ヒューズとRUMが出会う(104巻)
当時RUMはまだ子供だったが、そのときからあだ名のように「ラム」と呼ばれていた。「ラム」というのはあの方に長年使えていた彼の父から受け継いだコードネームらしい。また、「日本の大富豪」というのは烏丸蓮耶のことだとアマンダのセリフからわかる。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
こんなエピソードもあったなぁと、コナンを読み返す上での足がかりとなれば嬉しいです。
終わりを知りたいような知りたくないような、長年のファンとしてはそんな気持ちを持つ方も多いかもしれませんが、これからも青山先生の生み出す作品をみんなで楽しんでいきましょう!
コメント
・烏丸蓮耶を偲ぶ会が開かれる(30巻)
ここは大上探偵と先間探偵の作った架空の話で
百歳を超える烏丸廉也が大勢の学者たちを招いて、母の残した隠し財産を見つけさせようとしたが見つからないので、学者たちを殺したのが真実だったはず
ただしこれも、先間探偵が自分の父から送られた手紙による、すべてが真実かはわからない
オークションの話が事実だと勘違いしている人多いんですよね
・博士の叔父である阿笠栗助が38歳で巨額の富をどこかに隠して病死(12巻)
巨額の富の話はアガサ博士が子供たちに宝探しゲームをさせるための
作り話だったはずです。
ありがとうございます!
・烏丸蓮耶を偲ぶ会が開かれる(30巻)について
→”烏丸による惨殺事件”が事実のようですね、失礼いたしました!
おっしゃる通り、千間探偵の父からの手紙による情報しかないためそれが全て真実かはわかりませんが、現時点ではその情報が一番有力なのではないかと思います。
・博士の叔父である阿笠栗助が38歳で巨額の富をどこかに隠して病死(12巻)
→たしかに”巨額の富を隠して”という部分は阿笠博士による設定だと示唆する場面がありました。
いただいた内容をもとに修正を加えました。
また何かありましたらコメントをお願いいたします!