— Joe Biden (@JoeBiden) July 21, 2024
現アメリカ合衆国大統領のジョー・バイデン氏が次回の大統領選挙を辞退する意向を自身のXで投稿した。
バイデン大統領といえば、昨今その言い間違えや、身体状況に対して多くの懸念の声が上がっており、次回の大統領選挙も辞退を促す声が国内外から集まっている状況だった。
実際の言い間違えの例として、今月、米首都ワシントンで開かれたNATO首脳会議の関連式典で、バイデン米大統領が、ウクライナのゼレンスキー大統領を「プーチン大統領」と言い間違える一幕があった。
ウクライナ侵略に関わる状況を懸念しているアメリカ合衆国大統領としての動きとしてはあるまじき言い間違えであり、控えるトランプ氏との大統領選敗北へ火に油を注ぐ状況だった。
また、この会議でバイデン氏は認知状況についての質疑に対して、3回の神経検査を受けており、正常であると反論する。その流れでハリス副大統領に言及している文脈で、大統領職を担う能力があると説明した際に「大統領の資質がなければ『トランプ副大統領』を選んでいなかった」と言い間違えるなど致命的なミスを犯している。
これを受けて世論は一層トランプ氏の当選確実と見ている傾向がある。
日本国内でも円高ドル安方向への話題も上がっており、日経平均株価の下落についての議論により熱が入り始めている。
下記はバイデン氏の声明翻訳内容
ジョセフ・R・バイデン・ジュニア
2024年7月21日
親愛なるアメリカ国民へ、
過去3年半の間、私たちは国家として大きな進展を遂げてきました。
今日、アメリカは世界で最も強力な経済を持っています。私たちは国の再建、高齢者の処方薬費用の引き下げ、そしてアメリカ人に対する手頃な医療提供に歴史的な投資を行いました。私たちは、アメリカ人にとって非常に必要なケアを提供し、有害物質にさらされた100万人以上の退役軍人を支援しました。30年ぶりに初めての銃安全法を制定し、最高裁に初のアフリカ系アメリカ人女性を任命しました。そして、世界で最も重要な気候変動対策法を通過させました。アメリカはこれまで以上にリーダーシップを発揮する準備が整っています。
これらはすべて、アメリカ国民である皆さんの支援があって初めて実現できたことです。私たちはパンデミックと大恐慌以来の最悪の経済危機を克服しました。私たちは民主主義を守り、強化しました。そして、世界中の同盟国との絆を深めました。
私が大統領として奉仕することは、私の人生で最大の名誉でした。再選を目指す意向でしたが、党と国の最善の利益を考慮し、任期の残りの期間は大統領としての職務に専念することが最良の選択だと考えました。
今週中に国民に向けて、さらに詳細な説明を行います。
最後に、再選を目指して尽力してくれたすべての人々に心からの感謝を表明します。特に、副大統領のカマラ・ハリスには、この仕事において並外れたパートナーであることを感謝します。そして、アメリカ国民の皆さんに対して、私に寄せてくれた信頼と信任に心から感謝します。
今日、私は改めて確信しています。アメリカが一丸となれば、どんなことでも成し遂げられるということを。私たちは、アメリカ合衆国であることを忘れないようにしましょう。
ジョセフ・R・バイデン・ジュニア
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