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【動画生成AI Sora】実践動画&機能案内・感想を完全レビュー/商用利用は?【Open AI】

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OpenAIの動画生成AI「Sora」のレビューと基本情報

OpenAIが開発した動画生成AI「Sora」は、テキストプロンプトを入力するだけで高品質な動画を生成できる革新的なツールです。2024年2月に研究プレビュー版が発表され、12月に一般公開が開始されました。

一般公開直後から、新規ユーザーが予想以上の集約を見せ、アカウント作成が一時的に停止していました。
サムアルトマンも需要を過小評価しすぎた。。とXでつぶやいていましたね。
自分もSoraを触るのはもう少し先かな〜と思っていました。

が、つに12月16日(月) 8:30!!ふとSoraを見てみるとアカウント作成ができた!!

そんなこんなで、私のように気になっていた方向けに、感想を共有します!
合わせて、Soraの基本情報、機能、費用、使い方、そしてその可能性について詳しく解説します!


Soraの基本情報

  • 開発元: OpenAI
  • 公開日: 2024年12月10日(一般公開)
  • 利用条件: ChatGPT Plus(月額20ドル)またはChatGPT Pro(月額200ドル)の有料プラン加入者が利用可能
  • 生成可能な動画:
    • 長さ: 5秒~20秒(5秒刻み)
    • 解像度: 最大1080p(Proユーザー)、480p~720p(Plusユーザー)
    • アスペクト比: 16:9、1:1、9:16に対応

Soraの主な機能

Soraは、単なる動画生成ツールにとどまらず、編集や拡張機能も備えています。以下に主な機能をまとめます。

  • テキストプロンプトから動画生成: テキストを入力するだけで、リアルで想像力豊かなシーンを生成可能
  • 編集機能:
  • Re-cut: 動画の特定シーンを分離し、尺を伸ばす。
  • Storyboard: 動画をシーンごとに分割し、プロンプトを調整可能。
  • Loop: 動画をループ形式に編集。
  • Blend: 2つの動画をミックスして新しい動画を生成。
  • スタイル変更: 動画のスタイルをモノクロ写真風やペーパークラフト風などに変更可能
  • 透かしとメタデータ: 生成動画には透かしが入り、AI生成であることを示すメタデータが埋め込まれる(Proは除去可能)

Soraの料金体系

Soraは、OpenAIのChatGPT PlusまたはProプランに加入しているユーザーが利用可能です。以下は、それぞれのプランにおける料金と利用条件の概要です。

ChatGPT Plusプラン

  • 月額料金: 20ドル
  • 利用条件:
    • 最大50本の動画生成が可能(1,000クレジット付与)
    • 動画の解像度は最大720p
    • 動画の長さは最大5秒
    • 生成動画にはウォーターマークが付与される

ChatGPT Proプラン

  • 月額料金: 200ドル
  • 利用条件:
    • 最大500本の動画生成が可能(10,000クレジット付与)
    • 動画の解像度は最大1080p
    • 動画の長さは最大20秒
    • ウォーターマークなしで動画をダウンロード可能

クレジット制について

Soraでは、動画生成にクレジットを使用します。クレジットの消費量は、生成する動画の解像度や長さに応じて異なります。例えば、長い動画や高解像度の動画を生成するほど多くのクレジットを消費します。

商用利用について

現在、OpenAIの資料の中には、商用利用についての記載は見当たりません。(もし見つけた方いたらシェアお願いします!)
ですが、Open AIでは出力されたコンテンツについては制限を設けていない状況です。

つまり、Soraで作成した動画についても制限はないという状況になります。

Ownership of content. 
As between you and OpenAI, and to the extent permitted by applicable law, you (a) retain your ownership rights in Input and (b) own the Output. We hereby assign to you all our right, title, and interest, if any, in and to Output. 


コンテンツの所有権について(筆者翻訳)
ユーザーとOpenAIの間において、適用される法律が許す範囲では、ユーザー(a) はインプットに関する所有権を保持し、また、ユーザー(b) はアウトプットを所有します。当社は、アウトプットに関する当社のあらゆる権利、権原、利益(該当する場合)をあなたに譲渡します。


引用:Terms of use(OpenAI)


注意点

  • 無料利用の可否: 現時点では、Soraを無料で利用する方法はなく、ChatGPT PlusまたはProプランへの加入が必須です。
  • 商用利用: 商用利用の詳細については、OpenAIの利用規約を確認する必要がありますが、Proプランで生成したウォーターマークなしの動画は商用利用が可能とされています。

Soraの料金体系は、利用者のニーズに応じて柔軟に選択できるよう設計されています。短い動画や低解像度で十分な場合はPlusプラン、より高品質な動画を多く生成したい場合はProプランが適しています。

料金情報

Soraの使い方

基本編

基本的には他の動画生成AIと大きく異なる点はありません。直感的に操作しやすいUIになっています。

  1. プロンプトを入力: テキストで動画の内容を指定します(例: 「ネオンが輝く東京の街を歩く女性」)。
  2. 生成ボタンをクリック: 「Create Video」ボタンを押すと、AIが動画を生成します。
  3. 編集・調整: 必要に応じてStoryboard機能などを使い、動画を編集します。
  4. ダウンロード: Plusユーザーは透かし付き、Proユーザーは透かしなしで動画をダウンロード可能。

ただ、ストーリーボードの設計や、編集調整がその場ですぐに細かくできる点は、他の動画生成AIよりスムーズかつ独創的な印象です!

試作動画はこちら!

プロンプト
An inverted world where sky and sea have swapped places. Coral reefs and schools of fish drift through pastel skies, while fluffy white clouds accumulate on the ocean floor. Humans with feather-like gills swim gracefully overhead, and forests of shell-trees line the coast. The camera takes the form of a winged submarine, diving into the cloud-sea and marveling at shoals of fish illuminated by shimmering light.

作成後の応用編

下記が作成後の出力画面です。映像下部に記載されているコマンドをそれぞれ解説します!

出力後の画面

Edit prompt:プロンプトを編集する

作成されたプロンプトを後から再編集可能です。思ったアウトプットが出なかった際に活用できると思います。

Edit prompt画面

Storyboard:ストーリボード

映像の展開をこの画面で指定することが可能です。同じ映像内にて、次のアクションを細かく指定することができるので、より自分の表現したい映像展開へ持ち込むことが可能です。

長い映像を連続で繋いでいくと、本来ぶつ切りになってしまいがちなAI動画ですが、この機能をうまく活用することで、シームレスなシーンを演出することが可能だと思います。これは嬉しいポイントですね。

Storyboard編集画面

Re-cut:カット編集

気に入ったシーンのみをカットして、その他はポイ。切り終わった秋スペースに新たにストーリーボードを展開することも可能。出力された映像をダウンロードして後編集ではなく、一貫して、この「Sora」というプラットフォーム上で、何度もAI生成を行うことが推奨される設計でもあります。

Re-cut画面

Re-mix:リミックス編集

テキストで指示をすることで、再度映像を作成することが可能。

Re-mix画面

ここでは試しに飛行機を足してみました。

プロンプト
add more jets

元映像

編集後

ちゅ、忠実だっ・・・!!

Blend:ブレンド

こちらの機能では自分で以前に作成したSora動画、もしくは自身で動画をアップロードすることでふたつの動画を合体させることができます。

ブレンドすることでAの動画とBの動画をお好みの配合トランジションで変化させることができます。

  • Transition:シームレスに2つの動画を繋ぎます
  • Mix:2つの動画を融合するような繋ぎです
  • Sample:1つ目の映像に重きを置きつつ、繋ぎます
  • Custom:お好みでブレンド配合できます
Blend transisionリスト

ブレンド前の2つの動画はこちら

元動画A
横長 16:9比率

元動画B
縦長 9:16比率

ブレンド後はこちら

Transition

Mix

Sample

ものにると思いますが、MixとSampleの使い分けはもう少し実践で調べていきたいですね。

ちなみに、ご自身でSora動画以外を用いてブレンドも可能ですが、下記のチェック項目を承諾することが必要です。不用意にアダルティなコンテンツを創作しないためのガイドですね。

Blendで自身の動画をアップする場合の確認画面

メディアアップロードへの同意

以下を確認し、各項目にチェックを入れることで同意したことになります。

  • 他人が映っているが同意ないメディア、または18歳未満の人物が含まれるメディアをアップロードしないことに同意します。
  • 暴力的または不適切なテーマが含まれるメディアをアップロードしないことに同意します。
  • アップロードするメディアに対して、必要なすべての権利を有していることに同意します。
  • メディアの誤用が発覚した場合、アカウントが停止または返金なしでBANされる可能性があることを理解します。

これは影響力の強いツールです。創造的かつリスペクトある使用をお願いします。

Loop:ループ

動画がループするように再編集することができます。ループする位置を調整することも可能です。

Loop画面

Soraの強みと課題

強み

  • 高品質な動画生成: 現実と見分けがつかないほどのリアルな映像表現が可能
  • 柔軟性: テキスト、画像、既存動画を基に新しい動画を生成・編集できる
  • 効率化: 映像制作のプロセスを大幅に短縮し、クリエイターの負担を軽減

課題

  • 生成時間の制限: 現在の動画生成は最長20秒までに制限されている
  • 不得意なスタイル: 日本のアニメ風の動画など、特定のスタイルには弱い
  • 倫理的懸念: 著作権や無断利用のリスクが指摘されており、クリエイティブ業界からの反発もある

使ってみた感想

待っていた甲斐があるな、という印象です。プロのクリエイターさんも大いに活用幅があるはずです。
Sora以外にも、Runway、Pika、Dream AI、Luma、Hailuoなどなど選択肢もたくさんある現状です。
クリエターごとに好みは分かれますが、それでもSoraには大きなメリットがあると思います。

それは、「Chat GPT Plus」契約隅であれば追加料金なしで使用可能な点。

僕自身仕事で生成AIを使う場面が稀にあります。(トランジション用のライトリークや自然の映像など)
ですが、毎日使うほどの状況ではなく、他の有料動画AIを使うとおそらくクレジットが余ると考えられる

そんなの僕も毎日GPTは使っていますので、ここに追加機能として使えるのはとっても嬉しい!
そういうユーザーは多いはず。Dall-E3で生成した画像から映像にするのも良さそうですね。

映像を一貫で作るだけでなく、マーケや動画構成案、そのほかアイデア壁打ちに関してChat GPTを使わないてはありません。その観点ではオールインワンで全てここ一つのプラットフォームを使用できるのは、合理的かつコスト面でも優位があります。

僕はしばらくSoraと一緒に仕事する場面が増えそうな予感。

まとめ

OpenAIの動画生成AI「Sora」は、テキスト入力だけで高品質な動画を作成できる革新的なツールです。直感的な操作性と多彩な編集機能により、クリエイターの創造性を大いに刺激します。

一方で、動画の長さや特定のスタイルに対する制約、倫理的な課題も存在します。

今後の技術的進化と倫理的な議論を通じて、Soraが映像制作の新たなスタンダードとなることも楽しみに過ごしたいと思います!

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