hello everyone.
本ブログではお馴染みとなったこの企画。
今回は黒ずくめの組織にフォーカスを当てました。
ジンやウォッカのメインキャラから、コルンにキャンティまで、登場回を一挙ご紹介します!
NOC(スパイ)はここでは紹介していませんので悪しからず。
黒ずくめの組織について
黒ずくめの組織とは、工藤新一にAPTX4869を飲ませたジンとウォッカが所属している国際的犯罪組織。
FBIやCIA、警察庁の公安が密かに彼らを追っていますが、未だ正式な組織名や組織の目的などが明かされていない、謎に包まれた組織です。
↓↓こちらの記事では、黒ずくめの組織に絡むエピソードを時系列順にまとめています。
黒ずくめの組織 メンバー一覧
あの方(烏丸 蓮耶)

黒の組織のボスとされている人物。組織のメンバーからは「あの方」と呼ばれており、名前も顔も年齢も明らかにされていません。
100巻以降でそれらしき人物のシルエットが描かれている場面がありますが、それが一体何者なのかは伏せられており、依然として謎に包まれています。
ラム(脇田 兼則)

組織のNo.2と謳われているラム。ジンでさえも、ラムの命令には従うほど力をもっている存在とされています。
長年その存在が分からないでいましたが、毛利探偵事務所の隣にあるいろは寿しの店員だということが、すでに判明しています。
ジン

第1巻から登場している黒の組織の主要メンバーです。
「疑わしきは罰せよ」というのが彼のお決まりのセリフ。人を傷つけることを厭わない冷酷さを持っています。
組織を抜け出した灰原にかなり執着しており、執拗に灰原を追っています。灰原の存在を感じた時は、ジンの人間味が出る数少ないシチュエーションなのではないでしょうか?
ウォッカ

こちらも第1巻から登場している黒の組織のメンバー。
ジンのことを「兄貴」と呼んで慕い、金魚のフンのごとく行動を共にしています。
ジンに怒られる場面もときどきあり、「デキる」やつでは無さそうな、ジンと対照的な人間味のあるキャラクターです。
ベルモット(シャロン・ヴィンヤード)

「あの方のお気に入り」と称されるのがベルモット。
単独行動が基本で変装が十八番。
敵かと思いきや、新一や蘭を守る場面もあったり、行動の背景が読めないキャラクターです。
よくベルモットと行動を共にする安室透は、ベルモットの秘密を知っているよう。
それが読者に明かされる日はいつになるのでしょうか・・・。
キャンティ

組織の凄腕スナイパー。
争いごとが好きで、敵を仕留めることに興奮するような根っからのサイコパスです。
ショートカットに目元の蝶のタトゥーが特徴的な、キャラデザとしてはイケイケなキャラです。
コルン

キャンティと行動を共にしている組織のスナイパー。
抑揚のない喋り方が特徴で、感情の読めない奇妙なキャラです。
短気なキャンティとは対照的に落ち着いているのかと思いきや、敵を仕留めたい気持ちが前のめりな場面も多々。
いつもゴーグルをかけていて、読者に目が見えたことはありません。
ピスコ

あの方に長く仕えた人物(自称)で、本名は枡山 憲三(ますやま けんぞう)。
宮野夫妻の研究も知っていたとされる人物です。24巻で、シェリー=灰原哀という事実にたどりつくも、ジンに殺害されてしまいます。
テキーラ

12巻で登場した組織員。
かなりの大男で、関西弁を話すのが特徴。
コンピュータープログラムに関わる取引の最中、トイレで起こった大爆発に巻き込まれて死亡したとされています。
アイリッシュ

「劇場版名探偵コナン 漆黒の追跡者」で登場したキャラクター。作中で、コナンが工藤新一だということを突き止めた組織員です。しかし、終盤でジンの手により命を落とします。
キュラソー

「劇場版名探偵コナン 純黒の悪夢」で登場したキャラクター。警察庁に忍び込み、NOCリストにアクセスしたことから公安に追われ、交通事故により記憶喪失となりました。記憶を取り戻す中で、少年探偵団たちとの間に絆が生まれ、良心を取り戻していきます。しかし、最後の最後に爆破物に巻き込まれ、命を落とします。
ピンガ

「劇場版名探偵コナン 黒鉄の魚影」で登場したキャラクター。ユーロポールが管轄するパシフィックブイの職員として潜入していた組織員。施設内で殺人を犯し、作中に出てくる老若認証システムでコナンの正体に気づきます。しかし、終盤ジンに裏切られ、命を落とします。アイリッシュとキュラソーは最後に人の心を取り戻す感じがあるのですが、ピンガは最後の最後までサイコパスでした。
黒ずくめの組織が登場する回を振り返ろう
黒ずくめの組織の登場回一覧
以下でピックアップして紹介している回には、タイトルに★を付けています。「この回もピックアップしてほしい!」というものがありましたらぜひコメントいただけると嬉しいです!
エピソード 番号 | title | Manga volume number |
第1話 | ★ジェットコースター殺人事件 | 第1巻 |
第5話 | 新幹線大爆破事件 | 第2巻 |
第13話 | ★奇妙な人探し殺人事件 | 第2巻 |
第129話 | 黒の組織から来た女 大学教授殺人事件 | 第18巻 |
第177話 | ★黒の組織との再会 | 第24巻 |
第340-341話 | 謎めいた乗客(前編/後編) | 第24巻 |
第309-311話 | 黒の組織との接触(交渉編/追跡編/決死編) | Vol.37 |
第345話 | 黒の組織と真っ向勝負 満月の夜の二元ミステリー | 第42-43巻 |
第425話 | ブラックインパクト! 組織の手が届く瞬間 | 第48-49巻 |
第464-465話 | 黒の組織の影(謎の高額報酬/真珠の流れ星) | 第53-54巻 |
第497-504話 | ★赤と黒のクラッシュ (覚醒/攪乱/偽装/遺言/嫌疑/潔白/決死/殉職) | 第58-59巻 |
第579話 | 黒き13の暗示[サジェスト] | 第67巻 |
第580話 | 迫る黒の刻限[タイムリミット] | 第67巻 |
第581話 | 赤く揺れる照準[ターゲット] | 第67巻 |
第701-704話 | 漆黒の特急[ミステリートレイン] (発車/隧道/交差/終点) | 第78巻 |
第894-898話 | 緋色シリーズ (序章/追求/交錯/帰還/真相) | 第84-85巻 |
第863-864話 | 霊魂探偵殺害事件(前編/後編) | 第90巻 |
第940-941話 | マリアちゃんをさがせ!(前編/後編) | 第95巻 |
第1018-1019話 | 骨董盆は隠せない(前編/後編) | 第97-98巻 |
第1033-1035話 | 太閤名人の将棋盤(初手編/妙手編/王手編) | 第98巻 |
第1071-1072話 | 工藤優作の推理ショー(前編/後編) | 第99-100巻 |
第1077-1079話 | ★黒ずくめの謀略(狩り/上陸/正体) | 第100巻 |
特に見どころの回をピックアップ!
◆第1話 ジェットコースター殺人事件(第1巻)

やっぱり初登場回は外せません!トロピカルランドを訪れた新一と蘭がジェットコースターに乗る際、ジンとウォッカが一緒に乗り合わせることになります。よくよく考えたらこんなに怪しい二人がなぜジェットコースターに・・・?となるシュールな場面でもあります。
ジェットコースターのシーンからすでに横暴で冷酷な雰囲気がムンムンと漂っており、完全にヤバいやつだなとわかりますね。笑
ジェットコースターでの事件の後、ジンとウォッカは何者かと何かしらの取引をしようとするのですが、その取引が一体なんだったのかはいまだに謎に包まれています。
◆原作:奇妙な人探し殺人事件(第2巻)/アニメ:黒の組織10億円強奪事件(第128話)

ジンの非情さがこれでもかというほど表れているのがこの回。そして、のちに灰原の姉だと判明する宮野明美の人生の悲しい幕引きとなる回でもあります。
※この話は単行本とアニメで少し構成やタイトルが異なり、単行本では2巻、アニメでは第128話に収録されています。この回に関しては正直、単行本だけ読めばいいとも思いますが、お時間がある方はぜひどちらも見てみてください。
◆第177話 黒の組織との再会(第24巻)
この回はコナンが初めて黒の組織と直接対決した回と言っても過言ではありません。コナンは、あるホテルのパーティーで黒の組織の関係者が現れるとの情報をつかみ、灰原哀とともに潜入することになります。

ところが、パーティー会場では大物政治家が射殺される事件が発生。コナンは、現場の状況から犯人が黒の組織の一員「ピスコ」であることを突き止めます。しかし同時に、灰原はピスコに監禁され、ピスコは灰原の正体が宮野志穂だと気づいてしまうのです。灰原の危機を察知したコナンは、ピスコを躍らせ灰原を窮地から救い出します。しかし、ジンがそれに気づき・・・。

灰原が生きているということが組織にバレてしまい、今後に暗雲が立ち込める回です。ジンの「疑わしきは罰せよ」というポリシーがこの回でもよく表れています。

◆第491-504話「赤と黒のクラッシュ」(第58-59巻)※超長いです
組織とFBIの真っ向対決が見られるこのシリーズ。14話構成という、コナンの中でもなかなかの長編です。
このシリーズは、黒の組織に潜入しているCIA(アメリカ中央情報局)諜報員・水無怜奈(本名:本堂瑛海)をめぐる攻防戦がメインとなります。彼女はFBIの監視下にありましたが、ある出来事をきっかけに黒の組織へ戻ることになります。
第491話:発端
事故で意識を失い、FBIに匿われることになった水無怜奈。コナンは本堂瑛祐が父親と写っている写真を入手し、その父親が黒の組織と何かしらの関係があるのでは、と疑惑を抱きます。そして、水無怜奈を実の姉だと言い張る本堂瑛祐と、その真偽を確かめることに。
第492話:血縁
水無怜奈について調べるべく、彼女の大ファンだという男性の元を訪れるコナンたち。その中で水無怜奈の血液型がAB型だということが判明したものの、幼少期に姉から輸血されたという本堂瑛祐はO型。二人は血縁関係のない別人という方向性で話は進みます。そしてひょんなことから、コナン・小五郎・蘭・瑛祐の4人で、本堂瑛祐が幼少期に暮らしていた屋敷を訪れることに。
第493話:絶叫
屋敷では殺人事件が発生。この回は事件がメインとなるので、黒の組織絡みの情報について進展はほぼありません。
第494話:冥土
事件はいつものように眠りの小五郎が解決。そんな中、本堂瑛祐が屋敷のプールで服を濡らしてしまい、着替えることに。その時、服を脱いだ瑛祐の姿を見て、コナンはあることに気付きます。この回は本堂瑛祐にスポットが当たるので、黒の組織はほとんど出てきません。
第495話:昏睡
本堂瑛祐の裸を見て、あることに気づいたコナン。一方、本堂瑛祐は「父親の会社の仲間の人を見つけた」と言い残し音信不通になってしまいます。ここから、少しずつ本堂瑛祐の父親のことも明るみに。そしてコナンとFBIは、水無怜奈のいる杯戸中央病院に、黒の組織の仲間が潜入していることに気付きます。
第496話:侵入
杯戸中央病院に来たコナンは、そこにいる看護師から、本堂瑛祐が昔白血病で大手術を受けたということを知らされます。そして、病院に潜入している組織の人間を炙り出すため、ある作戦を実行することに。
第497話:覚醒
病院に潜入している人物を突き止めたコナンとFBI。捕獲しようとするも、逃げられてしまい、その人物は自決。それと同時に、水無怜奈の病室には本堂瑛祐の姿が。
第498話:撹乱
潜入していた組織の男が自決したことで、FBIは組織が水無怜奈のいる病院を特定したと断定。水無怜奈を病院から脱出させる作戦を実行することに。その時、大量の荷物と共に発信器付きの爆弾が病院に届き、混乱を招きます。(ちなみに、この回からキャメル捜査官が登場します。)
第499話:偽装
この回の見どころは水無怜奈脱出作戦の一部始終。3つの車両を用意し、組織を撹乱します。うまくいくかと思いきや・・・。
第500話:遺言
なんとFBiは水無怜奈をわざと組織に奪還させました。そして、この回では、水無怜奈と本堂瑛祐の姉が同一人物だということ、そして水無令奈と彼女の父親の過去が明らかになります。彼女のバックボーンが分かる重要回なので、必見です。
第501話:嫌疑
水無怜奈が組織の手に渡り、一旦区切りがつきます。この回では、杯戸病院の近くのホテルで事件が起こり、それにキャメル捜査官が巻き込まれてしまうというなんとも不憫な回。重要度は低いですが、シリーズの流れ的には見ておいた方が良いと思います!
第502話:潔白
ホテルでの事件は未だ捜査中。一方、組織に戻ったものの怪しまれている水無怜奈は、ジンに「赤井秀一を殺して組織を信じさせろ」と命じられてしまいます。また、この回ではキャメル捜査官のバックボーンも明らかに。
第503話:決死
この回でホテルでの事件は解決。重要度は低い回ですが、流れとして見ておくのをお勧めします。
第504話:殉職
こちら超重要回です。赤井秀一の暗殺を命じられた水無怜奈は、彼を来葉峠に呼び出します。肺を撃ち抜いた後、離れたところで監視していたジンの「頭に弾丸をぶち込め!」という一言により赤井秀一は暗殺…されてしまいます。「まさかここまでとはな…」という一言を言い残して。

ジンの無慈悲さってすごいです。


◆第1077-1079話 黒ずくめの謀略(第100巻)

コナン・FBI・黒の組織の攻防がスリル満点で必見のこの回は、数日前から身元不明の外国人の遺体が二人ずつ発見される事件が続発している、ということからストーリーが始まります。
コナンたち少年探偵団は、その事件について話している最中、ビルの屋上から外国人が落下する現場に遭遇します。コナンはその場で、黒の組織のメンバーであるウォッカの姿を目撃。落下死した外国人の所持品からFBIのIDと暗号メールを発見し、新一の家へ急行します。
到着すると、そこには赤井秀一をはじめとするFBI捜査官たちが集結しており、彼らは仲間が次々と黒の組織に殺害されている状況に危機感を募らせていました。コナンは暗号メールを解読し、組織がFBIの暗号を解読していることを突き止め、これを逆手に取った作戦を立てることを提案します。

summary
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名探偵コナンのメインストリームを彩る黒の組織。(黒だけど)
知ってるよ〜という方も、ぜひ改めて振り返ってみてください。
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