歴史的スピーチ!エマ・ワトソンが男女平等普及目的の国連演説(訳)

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9月20日、エマ・ワトソンがニューヨークの国連本部で「HeForShe」というキャンペーンの演説を行いました。リンカーンの「奴隷解放宣言」並の歴史的演説にも関わらず、日本のメディアは全く報じなかったので、ここで紹介します。

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リンカーン奴隷解放宣言の女性版「女性解放宣言」をエマ・ワトソンが

こんなにも歴史的な演説を何故、日本のメディアは報じないのでしょうか。本当に疑問が残ります。

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1863年、リンカーン大統領が奴隷解放宣言しましたが、今回のエマ・ワトソンの演説は、奴隷解放宣言の女性版「女性解放宣言」とも言える内容になるんです。本当に歴史的な演説。欧米メディアは国をあげて報じているのですが、日本では一切目にすることがありませんでした。ということで、彼女の演説内容をここで紹介します。最後に動画も載せておきます。

国連事務総長、総会議長、「UN Women」の幹部の皆さま、そして来賓の皆様。本日、私たちは「HeForShe」 キャンペーンを立ち上げます。皆さんの手助けが必要です。 男女の不平等を終わらせるために皆さんのご参加が必要です。 こうした取り組みは、国連初のことです。 できる限り多くの男性や男の子の背中を押し変化への主唱者になって頂きたいのです。ただお話するのではなく実体あるものにしたいのです。

6ヶ月前「UN Women」の親善大使に任命されフェミニズムについて語るほど、女性の権利のために声をあげることはとても頻繁に男性敵視と同じに見られるということに気づきました。もし、1つだけ確信してるとしたら、これは終わりにすべきということです。 念のためお伝えしますと, フェミニズムの定義は、男女が平等の権利を持ち、機会を持つという信念です。政治の、経済の、そして、社会の男女平等の理論でもあります。

性の違いに基づく思い込みに昔から疑問を持つようになりました。私が8歳のとき、(学校で)保護者向けに私たちが演じる演劇の演出をやりたかったのですが、でも男の子たちはそうじゃなく、「偉そう」と言われて混乱しました。私が14歳のとき、特定のメディアに性的な対象として描かれました。 私が15歳のとき、友達の女の子たちが大好きなスポーツ・チームを男っぽく見られたくないからという理由でやめはじめました。私が18歳のとき、男性の友人たちは自分の気持ちを表に出せずに苦しんでいました。 私はフェミニストであろうと決心しました。私には単純なことでした。

でも、最近調べたところフェミニズムは人気のない言葉になっています。女性たちが自分がフェミニストだと思われないようにしています。明らかに私は、意見が強すぎ、攻撃的過ぎて近寄り難く、そして男性に敵対的で、魅力すらない類の女性の一人と見られています。なぜ、その(フェミニズムという)言葉はそんな酷い言葉になったのでしょう? 私はイギリス出身ですが、男性と同じ報酬が支払われることを私は正しいと思うのです。自分の身体のことは自分で決められるということを私は正しいと思うのです。私は・・・

私は自分のためにもに生活に影響を与える政策や意思決定に女性たちが関わることを正しいと思うのです。男性と同じだけ尊敬されることを私は正しいと思うのです。でも、悲しいことに、全ての女性がこうした権利を受けられると期待できる国は世界に1つもありません。男女平等を完全に達成したと言える国も世界に1つの国もありません。こうした権利を私は人権だと思います。しかし、私は幸運な人々の中の一人に過ぎません。私の人生はとにかく恵まれています。なぜなら、私の両親は私が娘だからという理由で私への愛を減らしませんでした。学校も、女の子だからという理由で私を制限しませんでした。指導者の方々も、いつか私が出産するからという理由で私を留まらせようと思っていませんでした。

影響を与えて下さった方々が男女同権の伝道師として、今の私を形作ってくれました。気づいていないかもしれませんが、彼らは無自覚なフェミニストであり今日の世界を変えているのです。私たちはもっとこうした方々が必要です。もしあなたがその言葉を憎むのなら、重要なのは言葉じゃありません。その背後にある考え方や、志こそが重要なのです。なぜなら、全ての女性が私が持っているのと同じ権利を有していないからです。実際、統計的には(権利を持つ女性は)ほんのわずかなのです。

1997年にヒラリー・クリントンが、北京で、女性の権利について有名なスピーチをしました。悲しいことに彼女が変えたかった多くの物事は今日でも変わっていません。 しかし、私が最も気になったのは、男性の聴衆が30%未満だったということです。半分の人しか招待されず、意見交換を促されずに、どうして世界を変えられるのでしょう? 男性の皆さん、私はこの機会に皆さんを正式にご招待させて頂きます。

男女平等はあなたの問題でもあるのです。なぜなら、今日まで父親の親としての役割は、子どもが父の存在を母の存在と同じほど必要だったとしても軽視されているからです。精神病を患い、助けを求めることもできずにいた若い男性達を見たことがあります。彼らは男らしさを失うことを恐れたのです。男らしさを失うことを。実は、イギリスでは自殺が男性の最大の死因なのです。20歳から49歳までにおいて交通事故、癌、心臓病を上回っているのです。心が傷つきやすく不安を抱えている男性もいます。歪んだ男性の成功像によって、男性も男女平等の恩恵を得ていないのです。私達は、男性が性別の固定概念に囚われてるなんて話をしたがりません。でも、彼らが囚われていると分かるんです。そして、彼らが自由になったとき、当然の結果として、物事は女性にとって変わるでしょう。

もし男性が強気であり続けなくても(社会に)受け入れられれば、女性が従順であるよう強要されることもないでしょう。男性に、支配する必要がなければ女性は支配されずに済むのです。男女共に、自由に繊細な感性を持つべきです。男女共に、自由に強くなるべきです。今や性別は、2つの対立する理想ではなく、1つの連続体として見るべき時です。偽りの姿で、お互いを決めつけることをやめ、ありのままの姿を見つめられればみんなもっと自由になれるのです。これが「HeForShe」の意義です。自由についての運動なのです。

彼らの娘や姉妹や母が偏見から解放されるためだけでなく、彼らの息子たちが傷つきやすく人間らしくて良いとの許可を得るために、男性にこの運動に加わって欲しいのです。捨て去った自分らしさを取り戻してください。そうする中で、もっと、ありのままの本当の自分になって下さい。 あなたは、このハリーポッターの女の子は何者なのだ?と思われているかもしれません。国連で何をしてるのだ?と。それはたいへん良いご質問です。私も同じことを自問してきました。私が分かってるのは、ただこの問題に関心がありより良くしたいということです。これまでの経験を踏まえ、この機会を与えられ、何か発言するのは私の責任だと感じています。イギリスの政治家、エドマンド・バークはこう言いました。邪悪な勢力が勝利するのに必要なのは、善良な男女が何もしないことだけだ。このスピーチへの緊張と疑念が沸いたとき、こう自分に強く言い聞かせました。私じゃなかったら、誰が? 今じゃなければ、いつ?と。あなたに機会が訪れたとき同じような疑問があるなら、今日のスピーチがお役に立てば幸いです。なぜなら、現実には、もし私たちが何もしなければ、男性と同じ仕事をして同じ報酬を女性が期待できるようになるまで、75年、いやほぼ100年はかかるでしょう。1550万人の少女たちが子どものまま今後16年間に結婚します。現状のペースのままだと2086年まで、アフリカのすべての少女達への中等教育ですら実現しません。

平等を信じているのなら、先ほどお話したように、あなたも無自覚なフェミニストの一人かもしれません。そんなあなたに拍手をおくります。みんなをまとめる言葉には苦しんでいますが、しかし、良い知らせは、みんなをまとめる運動はあるということです。それが「HeForShe」です。あなたも前へと進み表へ出て、こう自分に問いかけて下さい。自分でなければ誰が?今でなければいつ?と。どうもありがとうございました。

参考:ニューヨークの遊び方

そしてこれが実際の映像。

[HeForShe]

 

 
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